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特定整備の定義について

特定整備とは、次の①から⑦までのいずれかに該当するもの(分解整備)又は⑧若しくは⑨に該当するもの(電子制御装置整備)をいう。
①原動機を取り外して行う自動車の整備又は改造。
②動力伝達装置のクラッチ(二輪の小型自動車のクラッチを除く。)トランスミッション、プロペラ・シャフト又はデファレンシャルを取り外して行う自動車の整備又は改造。
③走行装置のフロント・アクセル、前輪独立懸架装置(ストラットを除く。)又はリヤ・アクスル・シャフトを取り外して行う自動車(二輪の小型自動車を除く。)の整備又は改造。
④かじ取り装置のギヤ・ボックス、リンク装置の連結部又はかじ取りホークを取り外して行う自動車の整備又は改造。
⑤制動装置のマスタ・シリンダ、バルブ類、ホース、パイプ、倍力装置、ブレーキ・チャンバ、ブレーキ・ドラム(二輪の小型自動車のブレーキ・ドラムを除く。)若しくはディスク・ブレーキのキャリパを取り外し、又は二輪の小型自動車のブレーキ・ライニングを交換するためにブレーキ・シューを取り外して行う自動車の整備又は改造。
⑥緩衝装置のシャシばね(コイルばね及びトーションバー・スプリングを除く。)を取り外して行う自動車の整備又は改造。
⑦けん引自動車又は被けん引自動車の連結装置(トレーラ・ヒッチ及びボール・カプラを除く。)を取り外して行う自動車の整備又は改造。
⑧イからハに掲げるもの(運行補助装置)の取り外し、取付位置若しくは取付角度の変更又は機能の調整を行う自動車の整備又は改造(かじ取り装置又は制動装置の作動に影響を及ぼすおそれがあるものに限り、⑨に掲げるものを除く。)
イ 自動車の運行時の状態及び前方の状況を検知するためのセンサー
ロ イに規定するセンサーから送信された情報を処理するための電子計算機
ハ イに規定するセンサーが取り付けられた自動車の車体前部又は窓ガラス
⑨自動運行装置を取り外して行う自動車の整備又は改造その他の当該自動運行装置の作動に影響を及ぼすおそれがある自動車の整備又は改造
(道路運送車両法施工規則第3条)